2009年07月27日
トヨタ加州から撤退へ・・部品メーカーへ波紋・・
トヨタ「NUMMI」清算 リストラ費用、業績下振れ要因
2009/7/25
トヨタ自動車は23日に米GM(ゼネラル・モーターズ)との合弁会社「NUMMI」(カリフォルニア州)を清算する方針を固めた。GMから学ぶ面もあり、「ノスタルジーや感情論でいえば撤退できない」(トヨタ幹部)“聖地”でさえリストラ対象から外せないというトヨタの厳しい台所がかいま見えた。来週から本格化するGMの清算会社(旧GM)との交渉次第ではリストラ費用がかさみ、トヨタの今期業績にもマイナスの影響が出そうだ。依然として米国の新車市場低迷が続く中で、トヨタにとって収益の柱だった北米事業の再建が急務となる。
◆GM流を学ぶ
25年の歴史に幕を閉じるNUMMI=カリフォルニア州(AP)
1984年、GMをパートナーとして米国で現地生産に踏み切ったトヨタは、GMからノウハウを学び、「世界のトヨタ」への足がかりを築いたといえる。GMも効率重視のトヨタ生産方式を学ぶはずだったが「せっかく学んでも、ノウハウの蓄積が十分ではなかった」(トヨタ関係者)という声もあった。
「GMには恩義がある」(同)とするその一つが、トヨタ生産方式のマニュアル化だ。
98年から99年にかけて、トヨタはウェストバージニアとインディアナ州に相次いで工場を建設し現地生産を拡大したが、生産性向上に向けた従業員の人材育成、技術指導をどうするかが課題だった。日本から送り込む現場指導者の任期は3~5年。だが、任期を終えて指導者が交代すると軋轢(あつれき)が生じ、熟練従業員が辞めるケースもあったという。
そんなとき、トヨタのある役員がNUMMIに隣接したGMの研究施設を訪れ、絶句したという。トヨタ生産方式をマニュアル化したファイルが室内の本棚にずらりと納められていたからだ。トヨタでは経営哲学や価値観、実務遂行上の手法などは明文化せず“伝承”していたが、このGMの手法を取り入れ、2001年には生産システムの基本的な考えをまとめた「トヨタウエイ」を明文化した。トヨタ関係者は「文化や慣習の異なる海外工場では、マニュアルがないとだめだとよく分かった」と振り返る。
◆設備は老朽化
北米市場の順調な拡大に伴い、トヨタは現在、米、カナダ、メキシコに7つの生産拠点を持ち、生産能力を年195万台まで拡大させた。だが、昨秋の金融危機に伴い米新車市場は急速に縮小。これを受け、トヨタは09年の米市場を950万~1000万台とみて、現地生産を160万台に下方修正。ミシシッピ州の新工場稼働を凍結したほか、ワークシェアリングを導入して工場稼働率を下げるなど対応に追われた。
そんな中で、GMがNUMMIからの撤退を表明。その行方の判断を迫られる状況に追い込まれた。ただ、NUMMIの塗装ラインは老朽化しているなど「生産性を考えれば新たな工場の方がよい」(トヨタ幹部)こともあって、雇用や地域経済への影響よりも経済合理性を優先し、撤退を決断せざるを得なかった。
トヨタは来週から、GMの清算会社とNUMMIの資産価値や工場閉鎖に伴う費用などを算定した上で、負債をどう分け合うかなどを交渉する。ただ、設備老朽化が著しいため、撤退にかかる負担が膨らみ、業績の下振れ要因となるのは必至だ。
NUMMIでの生産をやめても、現在の市場規模が続けば北米での能力過剰が解消されるわけではない。これを機に生産拠点の再編を一気に進めるのか。国内外で雇用を優先してきたトヨタにとって、難しい局面が続く。(鈴木正行、松村信仁)
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北米トヨタの大リコールは人災でしょうね(^^ゞ
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Posted by わっぱおやじ at 08:00│Comments(2)
│時事ニュース
この記事へのコメント
こんにちは〜
マニュアルの話は興味深いというかメンタリティの違いを感じますねえ
なんかハンバーガー屋さんと日本食のお店の違いといったら極端過ぎかな(^^;)
自分は塗装と看板の職人ですが修行中は「(技術は)目で見て盗み失敗から学ぶ」が暗黙の不文律でしたけどねえ
マニュアル化の兆候は建設業界にも見受けられますが、それを頼りすぎるのとそうでないのとは何かあった時の対処能力に差が出るんですよね
マニュアルの話は興味深いというかメンタリティの違いを感じますねえ
なんかハンバーガー屋さんと日本食のお店の違いといったら極端過ぎかな(^^;)
自分は塗装と看板の職人ですが修行中は「(技術は)目で見て盗み失敗から学ぶ」が暗黙の不文律でしたけどねえ
マニュアル化の兆候は建設業界にも見受けられますが、それを頼りすぎるのとそうでないのとは何かあった時の対処能力に差が出るんですよね
Posted by アニー山田 at 2009年07月27日 08:23
アニーさまへ
いつもコメント有り難う御座います。
日本の職人文化は伝統の確かな土台が有り、黙っていても・・有る一定レベルの結果が出てきやすい土壌が有るように思いますが・・・
アメリカは雑多な人種とレベルの人々の集まりですから・・・マニュアルは非常に重要視されますね♪
日本のQCも戦後のアメリカの指南にて完成したそうですので・・互いに学び合うのは今後も大切でしょうね。 あと、欧米で公文式の教育が伸びてきているそうです。フィンランドが世界一の教育レベルだそうですが・・・各子供のレベルに沿った教育だそうですね。 その影響でしょうかね・・。
わっぱおやじより
いつもコメント有り難う御座います。
日本の職人文化は伝統の確かな土台が有り、黙っていても・・有る一定レベルの結果が出てきやすい土壌が有るように思いますが・・・
アメリカは雑多な人種とレベルの人々の集まりですから・・・マニュアルは非常に重要視されますね♪
日本のQCも戦後のアメリカの指南にて完成したそうですので・・互いに学び合うのは今後も大切でしょうね。 あと、欧米で公文式の教育が伸びてきているそうです。フィンランドが世界一の教育レベルだそうですが・・・各子供のレベルに沿った教育だそうですね。 その影響でしょうかね・・。
わっぱおやじより
Posted by わっぱおやじ at 2009年07月27日 12:05